発達に遅れがある幼児や児童におすすめ！運動療育の効果とは

脳の発達や活性化を促す

体を鍛える運動と、脳を育てる教育は切り離されているものと考える方もいるのではないでしょうか。体に、動くよう指示をしているのは脳です。体を動かすことは脳の刺激にもなっています。

また、集団で行うスポーツやゲームは、どんなに簡単なものでもルールが存在。ルールを理解し、一緒に遊んでいる子どもたちとコミュニケーションをとることでも、多角的に発達が促されていきます。体を動かすことと脳を育てることは、深くつながっているのです。

達成感や自己肯定感を得られる

体の使い方や物事の整理が苦手な子どもは、なにかを「最後までやり遂げた」「やりたかったことが成功した」「完成度に満足した」といったような、成功体験を得る機会がなかなかありません。

療育と運動双方のプロが指導する運動療育施設では、現状でなにができるか身体能力や考え方を見極めて運動のレベルを設定。頑張れば達成できる課題で成功を体験させてやる気を引き出すとともに、巧みなレベル調整で少しずつ運動強度を上げて、それぞれの個性に合わせたペースで成長を促していきます。

発達障害の問題行動を改善

発達障害がある子は、思ったように物事が伝えられなかったり話せなかったりすることで、どうしてもイライラが募ります。そのイライラが、暴れてしまったり大声を出してしまったりといった行動につながることも少なくありません。

運動療育は、ハードすぎず楽しめる範囲で体を動かします。しっかりと体を動かすことで抱えていたストレスが解消され、感情の爆発が抑えられる効果が期待できるのです。また、運動療育の中で人の気持ちを察することや判断力が鍛えられることでも、少しずつ問題行動が起こる頻度が下がっていくとも考えられるのではないでしょうか。